何が変わった?
dotsは、専用のクラウド上のコンピューターを持ち、接続したアプリを横断して、こちらが会話していない間も作業を進めるAIです。ただ、決まった時刻にAIを動かす「スケジュール済みタスク」は無料プランでも使え、コーディング用のCodex Cloudも、手元のパソコンがスリープ中でも作業を続けます。新しいのは、こうした仕組みを一つずつ設定させるのではなく、名前を付けた一人の相手として、ChatGPTやSlackからメッセージや通話で頼めるようにした点です。何を自分で進めてよく、何に承認が必要かも、あらかじめルールとして決めておけます。一方で、提供は月額100ドルからのProプランと企業向けプランに限られます(日本のProユーザーにも順次提供)。使い方は人に頼むように簡単なのに、入口は高いままです。
私たちにどんな意味がある?
同じ方向の製品は、ほかの会社からも出ています。xAIは8月に、専用のクラウド上のコンピューターで24時間働く「Grok Bot」を公開しました。ちなみに、dot.comにアクセスすると、このGrok Botのページに転送されます(10月7日確認)。AIの競争は「どのモデルが一番賢いか」だけでなく、「どれだけ簡単に、自分専用のAIへ仕事を任せられるか」へ広がり始めているように見えます。ただし、任せる範囲が広がるほど、AIが何を見て、何を見ていないかを確かめる手間は残ります。OpenAI自身も、dotsは間違えることがあるので、重要な結果につながる作業は必ず確認するよう呼びかけています。